足に肉腫が見つかって
すぐに抗がん剤治療が始まりました
吐き気とか脱毛とか骨髄抑制とか
いろんな副作用があるけど
それをやらなければ未来はないんだと
自分でわかっていました
治療を受けた病院はがんの専門病院だったので
周りには抗がん剤治療をされてる方もたくさんいました
インターネットで情報はなんでも拾ってこれるけど
生で聞ける声っていうのは
すごく身近で温度感が近くて
本当にありがたかったです
吐き気が強いときはこういうのが食べやすいよとか
この帽子は売店で売ってるよとか
白血球上がったらお寿司食べるんだーとか
(白血球が極端に下がると生ものが禁止だったのです)
病気は違くても一緒にがんばっている仲間は
辛い治療をしていく中で大切な存在でした
仕事も行けない
好きなものも食べられない
お風呂も時間が決められてるし
消灯時間も早い(21時ですよ)
そんな制限された生活の中に
手術とかリハビリとか
抗がん剤や放射線の副作用との闘いとか
痛みとか寂しさとか
いっぱい抱えているんです
でも誰も未来を諦めてはいなくて
10年後に今日のこと笑って話そうねって
前向きな話をいっぱいしてました
だから私知ってるんです
人はどんなに辛い環境に置かれても
力を発揮することができるって
文句を言って
環境や周りの人のせいにするのは
変わろうとしない人がすること
私が病気になって得たものは
どんな状況でも前向きにとらえて
諦めない強さだと思うのです
仲間がいたからそれを得られた
一人じゃなかったから頑張れた
もしも今一人で抱えてる方がいたら
いつでも相談してください