2003年に腫瘍切除してから早17年
5年生存率とか10年生存率とか
そんな言葉があるので
術後10年までは
ほんとに自分が生きられるのか
不安でいっぱいでした
人工骨が破損したり
ねじが抜けてしまったりして
再手術をしたことは何度かありましたが
幸い再発や転移はなく経過して
10年経ったときは
ほんっとにホッとしたものです
でもそのあともやっぱり不安はあったので
一年に一回の検診でいいと言われても
怖いからやだ、半年に一回にしてください!って
わがまま言って
最近までは半年に一回検査を受けていました
2年くらい前からかな
やっと一年に一回の検診に踏み切れたのは
ある方に言われたんです
「不安があるのはわかるけど
不安不安って言ってるとそれが現実になっちゃうよ
そろそろ自分を不安から解放してあげてもいいんじゃない?」って
そうか、私は不安があるって言葉にすることで
自分を縛っていたのかもしれない
そう思ったときに
自分から不安を手放して
検診を一年に一回にしたのです
そうしたら日常では
病気のことはほとんど気にしなくなりました
一年に一回の日は
やっぱり緊張はするんですが
そのくらいのストレスでいいんだってわかりました
昨日は一年に一回の検診の日でした
一応もしものときのことも想定しつつ
CTを撮って診察室に入って
「大丈夫だね」っていう主治医の言葉を聞いたときは
心の奥でホーーーっと安心のため息
きっと一生この緊張感は続くと思いますが
だからこそ一日一日を
大切に過ごせるのだとも思います
実は検診に行く前
早朝に葉山まで富士山を見に行ってきました
(緊張しててもこういう元気はあるのね笑)
穏やかな海と
ビーナスベルトに染まる富士に
勇気づけられた朝でした