2018年1月22日東京では大雪が降りました。
降るという予報はあったものの、
予報を越える23㎝の積雪で
毎度のことながら街は大混乱。
でも私にとっては雪が降った日よりも
次の日の方が怖いのです。
道の凍結
夜中まで降りしきった雪は誰にも除雪されることなく、
マイナスの気温に冷やされ
当然のごとく凍ります。
その氷の上に、足を乗せることができません。
「滑り止めのついた靴で足の裏全体をついて
重心を低くして歩きましょう」
ってニュースではしきりに言われているけど、
私の自由の利かない左足には意味のないアドバイスなのです。
ちょっとでも足が滑ったら、
体制を立て直すことなんてできずに転びます。
転倒なんて
普通の人にしたら笑い話かもしれないけど、
人工物が入った私の足にとっては、避けなければいけないものの一つ。
転んで脱臼するかもしれない。
再手術が必要になるかもしれない。
人工骨が感染を起こして切断になるかもしれない。
転んで起き上がれないところに車が来たら轢かれるかもしれない。
階段を転げ落ちてしまうかもしれない。
一つの転倒が私の人生を悪い方に変えてしまうかもしれないのです。
だから雪の日だけじゃなく
私は常に足元を見て、転ばないようにって
気をつけながら歩いているんです。
だから大雪の次の日は
外を歩くことができません。
仕事は申し訳ないけど休ませてもらいます。
仕事は好きだし、自分の力を必要な人に使いたい。
でも自分の体を守ることがまずは大事。
いつも「無理しないでね」って言われて
言葉通りに無理をしないで仕事をするのは無理な話なんだけど(ややこしい笑)
この日だけは無理をしないって決めています。
東京の珍しい雪景色の写真も撮ってみたいなって一瞬思うけど
この足には行かれない場所もあるので
おとなしくしていようねって言い聞かせて
部屋で過ごした一日でした。
どこまでが無理じゃなくて
どこからが無理なのかは
本人にしかわからないもの。
できないことは勇気を持ってお願いしてみるのもたまには必要です。